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着物の染め織り産地研修・アイヌ民族衣装「厚司織り」二風谷へ。

前回のブログで、琉球装束について少し触れさせていただきましたが、
2020年春、緊急事態前言発令前に、運よく北海道の二風谷地区にある
二風谷アイヌ文化博物館にて、アイヌ文化を研修してきました。

博物館には衣食住に関するたくさんの道具や資料が残されており、とても理解しやすく充実度が高い展示でした。

その中でも一番の目的はやはりアイヌ民族衣装、厚司織り(アットゥシ)です。

アットゥシは木の皮の繊維で織られ、糸作りの道具や織り機なども多種類展示されていました。

普段着と祭事の装束の違い、和服との類似や違い、また寒冷地域ならではの工夫がされているのが面白く
青森県中心に古くから伝わる刺し子の要素も加わっており、海を渡った土地の文化がそこに見つけられ、
当時の文化交流を示していると思いました。

季節によって使う素材も寒冷地ならではで、珍しい素材がたくさん展示されてます。

また二風谷アイヌ資料館では、館長の萱野氏より、数時間にわたってアイヌ言語、歴史、生活様式や祭事、また秘められた神事などについてお話しいただきました。
歴史の教科書では学べない現地のお声は生々しく、また感慨深く心に残ります。

今回、敦賀出身の中野が敦賀港よりフェリーで苫小牧港に渡り、20時間という優雅な船旅をさせていただきましたが、
船室ベランダから眺めた水面から昇る太陽は、格別に美しい朝陽でした。

勉強会で皆さんにお話しさせていただくのが楽しみです。