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着物の染め織り産地研修・芭蕉布と琉球装束そして若手作家さんとの出会い

MATOUの活動目的は、和装・日本文化普及活動と謳っていますが、
役割として、生産者のことを知るということがとても大事だと思っています。

産地の現状は時代と共に変化していきます。
今、ものづくりをされてる方のお声を聴き、正確にお届けする大切なお役を私たちはいただいてると、そう考えています。

2020年は、コロナ感染者数の様子を見計らい、気を付けながらも染め織り産地へ向かい、
MATOU会員の方にしっかりお伝えできるよう、勉強しました。


(画像は芭蕉の葉です。)

沖縄と言えば、国内で二番目に染めや織りの産地が多い県です。
まずは、本島北部大宜味村喜如嘉の「芭蕉布会館」を訪ねました。

こちらには、もうすぐ百歳を迎えられる、人間国宝の平良敏子さんが今もなお、芭蕉布作りに従事されてらっしゃいます。

芭蕉布づくりは、糸芭蕉の栽培から始まります。
大きな原木を倒し、繊維になるまでの工程はすべて人手によるもので
とてつもない体力と忍耐力が必要だと感じました。

余談になりますが、芭蕉の花です。初めて見たので感動しました(^^♪

大戦で土地が荒らされ、人が土地から出ていくことになり、消滅寸前だった沖縄の大事な伝統織物を
平良敏子さんがどのように復活なさったか、また芭蕉布の歴史や素材については勉強会でしっかりお伝えいたします。

沖縄には芭蕉布の平良敏子さんはじめ、紅型の玉那覇有公さん、首里織の宮平初子さんという人間国宝がいらっしゃいますし、ご長寿の方が現役でものづくりをされてます。
また、独立してご自分で工房を持ち、伝統を守りつつも新しく時代に合った物づくりをされてる若手作家さんや、職人さんもいらっしゃいます。

その若手と呼ばれる芭蕉布作家の鈴木隆太さんの工房もお訪ねしました。

鈴木氏もまた、ご自分で芭蕉を栽培し、苧(うー)と呼ばれる糸作りから機織り、販売までご自分でなさってます。
軽やかで優しいデザイン。夏の着物にさらっと締めたら素敵でしょうね。

沖縄には本島の芭蕉布、紅型、首里織、花織、離島の八重山上布、宮古上布、ミンサー織り、
他にも流通には乗らないけれども、素晴らしい工芸品があります。

高額なものが素晴らしいのではなく、誰がどう作られてるのか、そのものを見る目が必要だと私は常々感じます。

最後の日は、沖縄県立博物館にて、琉装について学びました。
琉球王国時代の文化や、和装と琉装の違いがとても面白く、もっと詳しく知りたいと思いました。

学んできたことは、MATOU勉強会にて詳しくお伝えいたします。
1月からはオンライン勉強会になりますので、どなたでも会員の方ならご参加できます。

ご質問などはお問合せの方からよろしくお願いいたします。